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2006年12月24日

どうなる?2007年税制改正【用語解説】

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企業にはやさしく、減税中心!

税制改正で、来年の給料袋の中身は増える? それとも減る?
写真提供:フリー画像素材EyesPic
12月、やっぱり気になるのが来年の税制改正。一体、私たちのお財布にどんな影響が出る?

自民、公明両党が12月14日に決定した「2007年度与党税制改正大綱」(税制改正の基本方針)。巷では「企業は減税、個人は増税」という評価がもっぱらですが、その一端を覗いてみましょう。

まず、企業向けには、
■減価償却制度(※)…… 現在、取得価額の95%までに制限されている償却可能限度額を撤廃! 設備投資資金が、100%損金算入できるようになります。
※ 古くなった機械設備などの価値の減少分を費用として算入する際のルール。

■エンジェル税制(※)…… 対象になるベンチャー企業を拡大。また、課税対象になる投資家の株式譲渡益を2分の1に軽減する措置を、2年延長。
※ 株式未公開のベンチャー企業へ投資した場合に、投資家(エンジェル)の税金が安くなる制度。

つまり、税金を安くすることで、企業の設備投資やベンチャー企業への投資を促そうということ。上記以外にも、企業に「やさしい」減税はまだあります……。

個人には厳しく、増税中心?
一方、個人向けの税制はどうなる?

■株式譲渡益・配当や株式投資信託の分配金…… 軽減税率(本来の税率20%を10%に引き下げ)の適用期間を1年延長。

■住宅ローン減税…… 減税が受けられる期間を15年に延長する新制度を導入。また、登録免許税の減税措置も2年延長。

そして、上記の改正以前に決定しているのが、
■定率減税の廃止…… 1999年度からスタートした所得税・住民税の減税措置は打ち切り!

証券税制や住宅ローン関連は減税措置を延長する一方、定率減税は予定通り廃止。減税と増税、何とも微妙な組み合わせですね。実は、来夏に参議院選挙を控えた苦肉の策?
そう言えば、「何%まで上がる?」が気になる消費税については、案の定?来秋以降に先送りされました。選挙後には「増税路線」が鮮明になる?

ところで、税金のニュースは聞き慣れない言葉が飛び交い、わかりにくいもの。
そこで、次のページでは、生活に直結する税制改正を読みとくキーワードを解説します。これでやっと理解できる!

税制改正を読みとくには、必要なキーワードを理解することがポイント。そこで、生活に身近な税制の主なキーワードを、わかりやすく解説します。

株式譲渡益とは?
株式を売った時に発生する利益(値上がり益)。その算式は、
■譲渡益=総収入金額(譲渡価額)−必要経費(取得費+委託手数料など)

上場株式等の譲渡益や配当への課税は本来20%ですが、現在は10%と半分に抑えられています。この軽減税率は、当初の期限よりそれぞれ1年延長され、譲渡益は2008年末、配当などは2009年3月末まで継続。
オンライントレードを駆使する個人投資家の台頭に、ますます拍車がかかる?

株式投資信託とは?
株式を組み入れて運用する投資信託。期間限定で募集する単位型と、いつでも購入できる追加型があり、投資対象によって、国内株式型・国際株式型・インデックス型などに分かれます。
「私が投資しているのは『株式投資信託』?」と疑問を感じたら、目論見書(投信の運用方針などの説明書)の表紙をチェック! 「追加型株式投資信託・国内株式型」など、投資信託の種類が明記されているはずです。

株式投資信託の分配金に適用されている軽減税率(本来の20%→10%)の期限も1年延長され、2009年3月末まで継続。

住宅ローン減税とは?
住宅ローン残高のうち、一定割合を所得税から控除する(差し引く)制度。
現行の10年間の減税適用制度に加え、2007・2008年の入居者を対象に、15年に延長する新制度を導入。その控除率は1〜10年目が残高の0.6%、11〜15年目は0.4%。

登録免許税とは?
住宅を新築・購入する際、不動産登記の手続に必要な税金。その算式は、
■登録免許税=不動産の価額(固定資産税評価額)×税率
現在は、土地売買時の所有権移転の税率を本来の2%から1%へ軽減するなど、税率が半分に抑えられています。この措置は2年延長され、2009年3月末まで継続。
住宅ローン減税も含め、これから住宅購入を計画する人には朗報と言えそう!


定率減税とは?
1999年の不況当時、景気対策としてスタート。当初は「恒久的減税(期限のない減税)」として所得税を20%、住民税を15%引き下げる内容でしたが、「年金財源に充てる」ことを理由に、2006年はそれぞれ半分の割合に縮小され、2007年はついに廃止。
このため2007年は、年収400万円の単身者の場合、2006年より年間約2.6万円の負担増!
年金以外の他の支出に「流用」される心配は、本当にない?

 
posted by あゆた at 08:42| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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